ブスとバカ

電車乗ってたら誰々がブスのくせにどうたら、ブスがなんたらって散々言ってる口の悪い小学生女子がいて、でもそいつの顔見たらすげえブスだったんですよ。そのうち嫌でも気づかされる筈だし、いつか必ず訪れるその時を思ってしまってウッ!ってなってしまった。あいつは性格の悪さボーナスも付くし、中学に上がるタイミングとか、どっかで絶対ハブられてしまうだろう。一緒にいた聞き役の女の子もいずれいなくなる。

しかし顔はいいよね、見れば分かるから。だから早々に客観的事実に気付かされる。でも頭の悪さは主観によって自己観測できないので、強烈なバイアスがかかって(認知バイアスに弱いのもバカの特徴だ)俺こそが正常で俺を理解できない周りの人間が皆バカなのだ、とずっと思い込んでいたりする。バカは自分がバカなのだということを知らない。

斯く言う俺も自分が思ってる以上にバカなのかも知れない。