蕨のクルド人

クルド人の子供だけ4人くらいでわーわー言いながら買い物をしていた。お菓子を買いに来ていたらしい。多分みんな7歳に満たないくらいだと思う。クルド語で喋りながら時々日本語っぽいものが混じっていて、最初俺の聞き間違いかと思ったのだが、しばらくしてどうやらそうじゃないと気付いた。確かに日本語の簡単な言葉が断片的に混じっているのだ。俺は結構な興奮を憶えた。

大人世代だと正に静かな断絶という感じで、日本人とクルド人は同じ場所にいながら全く交わらないのだが、日本生まれ日本育ちの彼ら子供世代は面白いことになりそうだ。つまり、あれくらいの子供なら第二言語憶えるのも早いだろうし、「謎のクルド人」と日本語で普通にコミュニケーション取れる未来ってすごくないですか。彼らは両親ともにクルド人の全くの純血で、見た目も完全な中東系なのだが、それが日本語をネイティブ並に喋れるとしたらすごくないですか。ワクワクする。本当に楽しみだ。